山形緞通 PUBLISHING  | 手織じゅうたん『山形緞通』

奥山清行氏デザインの最新作、『KOMOREBI』が本日より販売スタート。

最新作『KOMOREBI』が、ラインナップに加わります。

本日8月20日(月)より、奥山清行氏デザインによる最新作、『KOMOREBI』が一般販売スタートとなりました。

本作は、JR東日本さんの豪華寝台列車「TRAIN SUITE 四季島」の車内ラウンジ用にオリジナルでデザインされたものを、ホームユースプロダクトとしてご家庭でもお使いいただけるように、リデザインした商品となります。

JR東日本「TRAIN SUITE 四季島」車内ラウンジの『KOMOREBI』

目指した表現は、木々の枝葉の隙間から差し込む光と、優しい風に揺れる風のゆらめきによる、光と影の幻想的な世界。誰しもどこかで体験したことのあるような心の原風景、木々の並ぶ道を歩いている心地よさを、感じていただければ幸いです。

シンプルなモノトーンではなく、1色ずつ選び、こだわり抜いたグレー系の6色が織りなす繊細なグラデーション、明暗の強弱のバランスが、モダンなライフスタイル・インテリアとも相性の良いものになっています。

 

作り手たちの声。

今回、『KOMOREBI』製作に携わった職人たちに、製作を進めていく上での苦労やこだわり、完成した『KOMOREBI』について感じる印象などを聞いてみました。

 

デザインパターンに繰り返しのない「全体柄」で、木々と枝と葉の重なりが微妙な調和を保つことによって、この表現が成立しています。そのため、今製作している箇所が、枝の部分なのか・葉の部分なのかを把握するのが非常に大変で、難易度の高い作業となりました。

普段、グレーの色調は冷たいイメージを持つことが多いのですが、『KOMOREBI』は暖か味のある色調で構成されており、安心感と安らぎを与えてくれます。使っている色数自体は、6段階と少ないのですが、その6段階を細かく分析し用いることによって、複雑な柄表現を生み出すことができました。(製造部長 鈴木 孝 さん)

 

『KOMOREBI』は、グレー系の6色(6段階)のグラデーションによって構成されていますが、最も濃い色が「黒」ではなく、『KOMOREBI』という名前の通りのあたたかさを持った色、なんとも言えない「赤茶系のグレー」になります。

黒から白の段階の色を使わずに、色表現をすることにはむずかしさがあったのですが、デザイン室とうまく連携をとりながら、素敵なグラデーション色ができました。(染色課 丹野 米子 さん)

 

『KOMOREBI』を構成しているグレー系の6色のグラデーションの中で、枝の形を意識しながら分析するのに、非常に苦労しました。遠近感のあるデザインなので、景色が遠くなるにつれ枝が細くなり、図面も細かく複雑になっていきます。この表現を手刺じゅうたんで再現できるように、工夫しながらデザイン分析を進めました。(デザイン室 村上 茉由 さん)

 

今作『KOMOREBI』の原型となった、「TRAIN SUITE 四季島」の『KOMOREBI』を以前に織らせていただいたのですが、今作はホームユースサイズに合わせて柄が縮小されていて、色のぼかしがさらに細かくなっています。最初は慣れるのが大変でしたが、織り進めていくうちに、色の流れを把握することができました。

色使いが『SEKKEI』とも似ていると感じたのですが、1枚のじゅうたんが完成に向かっていくにつれて、木々の間から光が差しこむ様子が、見事に表現されていると感じました。長年ものづくりにたずさわってきて、感動してもらえるじゅうたんを作りたいと心がけてきたので、ぜひたくさんのお客さまに、このじゅうたんを見ていただきたいです。(製造部 丹野 美都子 さん)

 

作り手たちの想いとこだわりがギッシリと詰まった『KOMOREBI』は、本日より一般販売スタート。ぜひお近くの販売店や、弊社オンラインショップより、お求めくださいませ。また、山形工場での実商品の見学も、心よりお待ち申し上げております。

商品名:KOMOREBI
デザイン:奥山清行氏

サイズ:2帖サイズ(W140×H200cm)
価格:650,000円(税別)

販売店舗:山形緞通オンラインショップ、IDC大塚家具(新宿、名古屋栄、仙台)、匠大塚春日部本店など *店舗によって取扱開始時期が異なります。

お買い求めは、こちらから。
http://shop.yamagatadantsu.co.jp/?pid=134327421

 

TEXT BY TAKASHI WATANABE