山形緞通 PUBLISHING  | 手織じゅうたん『山形緞通』

大阪の迎賓館『リーガロイヤルホテル』。歴史ある大緞通をリデザインします。

歴史ある大緞通に、現代の息吹を。

1935年創業、「大阪の迎賓館」として、80年以上の歴史を積み重ねてきた『リーガロイヤルホテル』。そのメインロビー改装に、オリエンタルカーペットが参加させていただきます。

1973年の新館(現タワーウイング)開業から、2007年まで1階メインロビーを飾っていた大緞通、「万葉の錦」。この歴史ある緞通を、現代の視点からリデザイン。能衣装から着想を得た紅葉模様を、大柄にアレンジします。

メインロビー 完成イメージ

『リーガロイヤルホテル』は、日本を代表する建築家、吉田五十八氏によって「日本の伝統美」を取り入れ、設計されました。特に、1973年に竣工した新館の1階メインロビーからラウンジへと続く空間は、日本が世界に誇るモダニズム建築空間のひとつとして、当時から高い評価を得ています。

新館開業当時より製作に携わらせていただいた弊社が、今またこのタイミングで、「万葉の錦」のリデザイン、由緒正しきメインロビーに現代の息吹を吹き込む機会に恵まれましたこと、大変光栄に思っております。

 

吉田五十八の思想と、ホテルの歴史。

今回のリニューアルでは、現代の様々なつくり手たちが、吉田五十八氏の思想やホテルの歴史を紐解きながら、最新の技術やデザイン思想と融合させ、当時の空間を現代に甦らせます。

1973年、新館(現タワーウイング)開業時

設計は「トラフ建築設計事務所」さま、施工は「竹中工務店」さま。1階空間の多言語表示サインは「日本デザインセンター」さまがそれぞれ担当されます。素晴らしい現代のつくり手のみなさまと本プロジェクトに携われますこと、心から楽しみにしています。

現在、大緞通「万葉の錦」のリデザインを進めております。この場ではみなさまに、いくつかの進行中の製作過程をご紹介させていただきます。

 

緞通の柄サイズ・色検証
メインロビー空間にそびえる柱の細かい模様とコントラストが生まれ、それぞれが引き立て合うよう、印象的な紅葉柄のサイズを1973 年当時の 2 倍の大きさにします。紅葉の上に立つと、不思議なスケール感と臨場感を味わえます。色は、当時の色を忠実に再現。

 

緞通の色検証
1973年当時、実際に「万葉の錦」に使用された糸サンプルと、現在の600色の糸サンプルをあらためて比較しながら、色の組み合わせを検討。理想的な組み合わせを模索しています。

 

世界のお客さまを、足元から晴れやかに。

2019年6月の「G20大阪サミット」を機に、国際的イベントが続々と控えている大阪。世界中から、多くのV.I.P.が来阪されます。

大阪で世界のお客さまを迎える「顔」となる『リーガロイヤルホテル』の1階メインロビー。伝統と革新を持って、お客さまを足元から晴れやかにお迎えできますよう、全力でものづくりに取り組ませていただきます。

完成は、2019年6 月初旬予定です。どうぞみなさま、楽しみにお待ちくださいませ。詳細が気になる方はぜひ、株式会社ロイヤルホテルさまの公式リリースをご覧ください。

 

TEXT BY: TAKASHI WATANABE